taikai グローバル社会の子供の危機と危機介入

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第9回大会報告(コミュニティ心理学会第9回大会を終えて)

コミュニティ心理学会 第9回大会委員長
加賀美 常美代 (お茶の水女子大学)
 2006年7月1日、2日の2日間にわたり、コミュニティ心理学会第9回大会がお茶の水女子大学で開催されました。当日は、天候にもなんとか恵まれ、会員の方々のご協力のおかげで滞りなく進行し、大会長として安堵しております。
参加者も例年に増して、延べ参加者数は学会員141名、非会員90名であり、合計231名の大会への参加がありました。多くの皆様に集っていただき本当にうれしく思っております。今大会では、お茶の水女子大学の、「女子教育を通じての国際協力」と「誕生から死までの人間発達科学」(21 世紀COE プログラム)の心理学、教育学、社会学などの学際的研究領域の成果を活かし、さまざまな企画をいたしました。おかげさまで、多くの方々から「企画がどれもすばらしかった」とか、「コミュニティ心理学の研究・教育実践の視点が広げられた」とお褒めのお言葉をいただきました。以下に、大会の企画、研究発表に関する報告を簡単にさせていただきたいと思います。(詳しいことは、大会参加記を参照) 大会公開シンポジウムは、加賀美常美代(お茶の水女子大学、コミュニティ心理学会第9回大会長)がコーディネーターで、「グローバル社会の子どもの危機と危機介入-コミュニティ・サイコロジストとしてのあり方を探る」と題して企画をいたしました。これは、大会準備委員会とお茶の水女子大学特別教育研究事業「コミュニケーション・システムの開発によるリスク社会への対応」と共催で行いました。シンポジストには、飛鳥井望 先生(日本トラウマティック・ストレス学会元会長、東京都精神医学総合研究所)、本田惠子 先生(臨床心理士、早稲田大学)、田中好子 先生(「パレスチナ子どものキャンペーン」特定非営利活動法人事務局)をお迎えして、専門家の協働を実現させました。コメンテーターは高畠克子 先生(東京女子大学、コミュニティ心理学会会長)にお願いしました。これは事務局長の箕口雅博先生にもご助力いただきました。ご専門の異なる3名の先生方のご発表とコメンテーターによるコメント、フロアからの質疑応答により、活発な意見交換が行われました。環境的危機に遭遇した場合、マイノリティである子どもの危機をどのような視点で捉えるか、発表や討論からコミュニティ支援の共通性が浮き彫りになりました。こうした討論が今後のグローバル社会でのコミュニティ心理学的支援の貢献への第一歩になってくれればと思っております。また、フロアからはコミュニティ心理学の可能性についても、たいへんエンパワーされたという感想がありました。大会企画講演は、「人間発達の可塑性-リスク社会における子どもの育ち-」と題して、内田伸子先生 (お茶の水女子大学 教授 副学長)に20年にわたる研究成果と実践をお話しいただきました。聴衆の方々からは虐待を受けた子どもの復元力に感銘を受けたという声が上がっておりました。子どもの虐待などにおいては、複数領域との協働を通して長期的に子どもを支え、人間発達の可塑性をサポートする必要性を感じたと同時に、そのような際の発達心理学とコミュニティ心理学の協働の重要性を示す講演であったと感じました。 研究委員会・倫理委員会企画の共同企画シンポジウムでは「コミュニティ心理学における倫理問題」と題して北島茂樹先生(産業医科大学)に企画をしていただきました。シンポジストは、高畠克子先生(東京女子大学)、金沢吉展先生(明治学院大学)、若林佳史先生(大妻女子大学)をお迎えしました。指定討論者は吉武清實先生(東北大学)で、学会における倫理綱領の作成時の支柱となった議論やコミュニティ・フィールドで生じる倫理的な問題や災害地での取り組みを通して、昨今、研究・実践者が直面する倫理問題について多角的な討議がなされました。 国際交流委員会企画講演では、笹尾敏明先生(国際基督教大学)の司会で、延世大学Kyung Ja Oh 先生をお招きしてSupporting Adolescents at Risk: Promise of Youth Companion Program in Koreaというテーマで、韓国におけるハイリスクの青少年の支援プログラムについてお話をしていただきました。 研究発表は口頭発表が19題目、ポスター発表が23題目、自主シンポジウム1題目が予定されていました。しかし、ご本人のご都合でポスター発表の1題目が発表中止になり、全体として42の発表が行われました。学会の研究発表数は、年々、増加傾向にあり、昨年度よりも11題目、増加いたしました。このことから、学会員の研究発表の積極的な姿勢を見ることができました。今後の年次大会においても発表数がさらに増加していくことが望まれます。
最後に以上のご報告のとおり、これまで開催したコミュニティ心理学会の大会の中では、参加者数も研究発表数も最も多いという結果になりました。これも会員の方々のご協力の賜物と心より感謝しておます。大会事務局では少ない人数でほぼ1年にわたって準備を進めてきましたが、学会開催当日は、2日間の延べ人数で学内の39名の学生たちがサポートしてくれました。なにぶん、大会運営については不慣れな上、また、小さい女子大学(学生数3280名(うち、大学院生1091名)で開催する心理学関係の学会ということで、参加者の皆さんにはいろいろとご不便やご迷惑をおかけすることがあったかもしれませんが、どうぞお許しください。思えば、学会設立前の22回にわたるシンポジウムでは、温泉地でリラックスした雰囲気で行われました。私も何度か参加しましたが、異なる実践現場、専門領域をもつ方々が発表者のそばで意見交換しあう慣例は、他学会では味わうことができない、かけがえのないものでした。学会も大きくなり、研究発表数も増え、多くの大学院生も学会員として参加してくれるようになり、そのこと自体は大変喜ばしいことですが、温泉時代の会員間のあたたかい交流や居心地のよさも保持しつつ、実践と研究のレベルアップも目指していってほしいと思います。
来年は、第10回大会を九州で北島茂樹先生が大会長として開催するということを聞いておりますが、是非、今大会にも増して大勢の方々のご参加をよろしくお願いします。第8回大会長の塩谷亨先生が第9回大会事務局を支えてくださったように、私も後方支援としてご協力させていただくつもりです。それでは、第9回大会にご協力くださったすべての会員の皆様に心よりお礼を申し上げ、第9回大会長の最後の挨拶とさせていただきます。

 

事務局長挨拶

大会を終えて : 第9回大会事務局から

第9回大会事務局長
守谷 智美(お茶の水女子大学)
   昨年の9月、まだ残暑厳しい中、前回の開催校である金沢工業大学より大会の引き継ぎをさせていただいてから、はや1年が経とうとしています。当初は、このような大役をおおせつかりながら、いかにそれが重責であるかを十分に把握するには至っていませんでした。開催に向け少しずつ動き出したものの、何もかもが手探りであり、何をどう始めたらよいのかと戸惑うことも少なくありませんでした。大会委員長である加賀美先生のご助言のもと、とにかく前だけを見て走っていたような気がします。
大会が近づくにつれ、当日までにすべきことの多さに驚きつつも、当日を心待ちにし、期待してくださっている方々の声に何度も励まされました。今回の経験を通しての最大の収穫は、多くの方々と出会えたこと、また、このような学際的交流の場の創造の一端を担えたことだと感じていです。この貴重な経験を今後も心に留めていきたいと思っています。
不慣れゆえ、皆様のご要望に十分にお応えできず、ご迷惑をおかけすることもあったかと思います。それでも、多くの方々の支えがあったからこそ、無事、大会を終了することができたとの思いを改めて強くしています。事務局一同より、ご協力くださいました方々に心から感謝の意をお伝えしたいと思います。

 

第9回大会公開シンポジウム

「グローバル社会の子どもの危機と危機介入:
コミュニティ・サイコロジストとしてそのあり方を探る」

共催:第9回大会準備委員会、お茶の水女子大学特別教育研究プロジェクト
「コミュニケーション・システムの開発によるリスク社会への対応」
日時:平成18年7月2日(日)午前10時~12時
場所:お茶の水女子大学、共通講義棟2号館、201号室
企画者:
シンポジスト:
コメンテーター:
加賀美 常美代氏(お茶の水女子大学)
飛鳥井 望氏(東京都精神医学総合研究所)
本田 惠子氏(早稲田大学)
田中 好子氏(特定非営利活動法人 パレスチナ子どものキャンペーン)
高畠 克子氏(東京女子大学)
(以下、敬称略)
加賀美:「企画の趣旨」
昨今、グローバル社会の危機とその問題解決は21世紀の世界的な課題となっている。グローバル社会の中で環境的な危機が生じた場合、さまざまな対応に迫られる。阪神大震災の時の留学生支援では、所属機関、地域社会、母国の支援が学生の心の支えであり、包括的でグローバル社会の後方支援の重要性が指摘された。本シンポジウムではグローバル社会で危機が生じた場合、マイノリティである子どもたちがどのような状況になるのか、援助ニーズの高い現場で、どのような問題にどのように対処したらよいのか、シンポジストの方々にそれぞれの立場からお話をお願いしたい。
飛鳥井:「トラウマがもたらす子どもの危機」
  • Terr(1991)の分類によると、子どものトラウマには急性単回性のⅠ型トラウマ(災害、事故など)と、長期反復性のⅡ型トラウマ(虐待など)がある。
  • 治療としては、親への心理教育とともに、8歳以上ではトラウマ焦点化認知行動療法が有効であり(Ⅰ型、Ⅱ型に関わらず)、7歳以下の場合、遊戯療法、描画などがとり入れられることが多い。
  • 心理的サポートとしては、1)生活の安全と秩序の回復、2)人への信頼感の回復、3)自己肯定感の育み、4)親子関係の修復、が求められる。
本田:「NY同時多発テロにおけるバックアップ支援について」
  • アメリカ人子女に対する心のケアは人的・心理的バックアップ体制が整っているのに対し、日本人に対する組織的対応は確立されていない。テロ後の日本人の様子としては、パニックにより日本語しかわからなくなったために情報が掴めなかったり、日本からの電話に対応し、事件のことを繰り返し話すことで再体験をし、つらい気持ちになるということが見られた。また、高校生ぐらいの年齢においては、日本とアメリカのコミュニティの狭間で日本人としてアイデンティティの揺らぎを感じるという例もみられた。
  • 日本におけるバックアップ体制として以下の3つが行われた。第1段階.危機状況下での支援(子どものPTSD症状と心理的な応急処置、支援基地に必要な資料の翻訳・作成など)、第2段階.HP立ち上げによる支援(心のケアに関する資料の提供、無料のメール相談、各種団体に対する支援資金提供の依頼など)、第3段階.帰国前後の心のケア(現地訪問による保護者会、帰国後の継続相談へのつなぎ、帰国後の継続相談など)
  • 海外の日本人及び子女に対する危機介入における提言は以下の3つである。1)危機状態の査定に必要な的確な情報の収集ルートと方策の確立、2)日本国内からアウトリーチングができる組織的・常設的支援体制の設立と運営(資金、人材、資料、方策等も含め)、3)日本人の心性に適合するPTSDケアのあり方への理解を深める、4)緊急事態に対応できる専門家の平常時の研修と訓練 である。
田中:「パレスチナでの支援経験から」
  • ガザ地区では継続した危機状態が続いており、大人の動揺は子どもにも影響を与えている。自分だけ生き残ったことに自責の念を持ったり、精神的に不安定になったりする子どももいる。 ・母と子に対する心のケアを行っている。特に母親達に対するエンパワーメントが大切である。母親達に対するワークショップでは、子どもの年齢や発達段階に応じた子育ての仕方などが教えられている。またサマーキャンプを企画し、子どもたちに元気に遊び、文化にふれていく機会を設けている。
  • 今後の課題としては、トレーニングの内容、評価などについて専門家からのバックアップがほしいと考えている。
高畠:
臨場感あふれるお話をしていただいた。飛鳥井先生には、子どもの発達に応じたPTSDのあり方についてご説明いただき、養育者への支援の大切さをお話いただいた。本田先生には、後方支援について具体的に話していただいた。コミュニティ・サイコロジストにはコーディネートするという役割が求められている。本田先生は以前NYで予防活動をされており、その上での後方支援、という流れがあるように感じた。田中先生のお話からは子どもたちの強さ、復元力といったものを感じた。また、養育者への支援の大切さについてもお話いただいた。評価の問題については、コミュニティ心理学でも大きな問題となっているので、一緒に考えていきたい。
自由討論
会場からの質問を受け、質疑応答という形で行われた
  • 視点の違いについて(テロととるか、レジスタンスととるか)本田:アメリカでは教育場面においては「テロ」と呼ばず、「暴力」と呼んでおり、「全文化に対する暴力に立ち向かいましょう」と言っている。それに対し、国家では政治的に「テロ」という言葉を使っている。たとえば学校においては「自殺」を「事故」ととらえることで、逆のストーリーができあがってしまうこともある。言葉の使い方、できごとの定義の仕方というのはとても重要である。田中:イスラエル⇔パレスチナによっても見方が異なるが、我々は弱者側の立場に立っている。
    そこでの活動のやり方を理解しないと活動していけない。飛鳥井:トラウマは生身の人間であれば誰にでも起きることであり、政治的なコンフリクトを超えている。テロとは、戦闘の形態であり、社会を不安に陥れるといい政治的な目的を持ち、人を殺すだけが目的ではない。テロとレジスタンスは二項対立ではない。高畠:コミュニティ心理学としては、危機的状況の時どう介入していくのか、
    政治性、宗教性、価値観からある一定の距離をとっていく。「状況を改善していくこと」を第一に、人間・尊厳などを守っていく事が大切である。加賀美:より上位概念の中で動いていくということについては共通である。
  • コーディネートをどうするか本田:「つなぐ」ということが大変で、それには「種まき」が大切である。
    危機的場面にいきなり行っても拒否される。予防的活動をやっていく必要性がある。田中:NPOの仕事はコーディネートの仕事が主。お金、リソースを持ってきたり、協力者を探したりすることを行っている。飛鳥井:普段できないことは、危機の時もできない。日常的な関係が重要である。高畠:コーディネーターは現場に行って肌で感じて、援助者を援助していく後方支援が求められる。
  • プログラム評価について本田:プログラムだけでなく、学校においても評価は難しい。危機介入はいつを以って終わったといえるのか、など。一体何を測りたいのかが明確でないと調査ができない。
    一番大切なのは、現場からのニーズのアセスメントである。田中:誰が何が必要か、というところに立ち戻ることが大切。現地の人が頑張ってくれている。
    それを我々は後方支援している。飛鳥井:対象集団の入れ替わりなどもあり、もともと厳密な評価が難しい。ダーティスタディの評価と厳密な科学的な評価とは分けて考える必要がある。ファンドを提供していくれる人へ結果を提供していくことは重要である。高畠:エビデンスー客観的、ナラティヴー主観的と言われるが、さしあたりナラティヴでやっていく。
    人の評価、環境、その中のダイナミクスをみていくことになる。加賀美:今回のシンポジウムにおいては、濃密な討論ができた。継続して危機にある子どもにも復元力があるということ、日常レベルの予防的支援が重要であること、プログラム評価についてもいかに現場のニーズを受け止め、そこから出発し危機に対応していくかが重要であるということが共通して確認できた。
文責:島崎美穂(中国帰国者定着促進センター)

 

第9回大会プログラム

以下の内容で、開催されました。
本ページ内のPDFは全て別ウィンドウで開きます。
日時・場所 内容
7月1日
15:30~17:30
共通講義棟2号館
201号室
大会企画講演 人間発達の可塑性―リスク社会における子どもの育ち―
内田伸子(お茶の水女子大学)
(詳細)
7月2日(日)
10:00-12:00
共通講義棟2号館
201号室
大会企画公開
シンポジウム
グローバル社会の子どもの危機と危機介入:
コミュニティ・サイコロジストとしてそのあり方を探る<企画・コーディネーター>加賀美常美代(お茶の水女子大学)(詳細)<シンポジスト及びテーマ>
「トラウマがもたらす子どもの危機」(詳細)
飛鳥井望(東京都精神医学総合研究所)
「NY同時多発テロにおけるバックアップ支援について」(詳細)
本田惠子(早稲田大学)
「パレスチナでの支援経験から」(詳細)
田中好子(特定非営利活動法人、パレスチナ子どものキャンペーン)
<コメンテーター>高畠克子(東京女子大学)
7月2日(日)
13:30-15:30
共通講義棟2号館
201号室
研究委員会・
倫理委員会企画
シンポジウム
コミュニティ心理学における倫理問題 (詳細)
<企画・司会>北島茂樹(産業医科大学)
<指定討論者>吉武清實(東北大学)
<シンポジスト>高畠克子(東京女子大学)
金沢吉展(明治学院大学)
若林佳史(大妻女子大学)
7月2日(日)
15:30-17:00
共通講義棟2号館
201号室
国際交流委員会企画講演 Supporting Adolescents at Risk: Promise of Youth Companion Program in Korea
  (リスクの高い青少年への援助支援にむけて:韓国におけるYouth Companion Program) (詳細)
<演者>Kyung Ja Oh, Ph.D.(Yonsei University)
<司会・通訳>笹尾敏明(国際基督教大学)
7月2日(日)
15:30-17:00
共通講義棟2号館
102号室
自主ミニシンポジウム 社会的否認を乗り越えるための臨床家からの提言
―酒害・被害者支援・DV加害―
<企画者>草柳和之(メンタルサービスセンター)
<シンポジスト>新恵里(京都産業大学法学部)
斉藤章佳(榎本クリニック)
草柳和之(メンタルサービスセンター)
●口頭発表
<口頭発表1>座長:久田満(上智大学)・村本邦子(立命館大学)
日時・場所 時間 タイトル・発表者
7月1日(土)
10:00-11:55
共通講義棟1号館
301号室
10:00-10:25 子育て支援の心理士から読み取る臨床心理学的地域援助の研究
―東京都子ども家庭支援センターを対象に―
髙岡昂太(大阪大学大学院)
10:30-10:55 コミュニティ心理学は、里親支援に何ができるか
―国内外の里親研究の動向から―
内野里美(日本女子大学大学院)
11:00-11:25 先天性心疾患児の母親に対するソーシャルサポート(1)
―時期とサポート提供者による分類―大畠みどり・川上 華代・水野泰尚・江川倫子・久田満(上智大学)
11:30-11:55 先天性心疾患児の母親に対するソーシャルサポート(2)
―同じ病気を持つ子どもの母親からのサポートを中心に―
川上 華代・大畠みどり・水野泰尚・江川倫子・久田満(上智大学)
<口頭発表2>座長:塩谷亨(金沢工業大学)・井上孝代(明治学院大学)
日時・場所 時間 タイトル・発表者
7月1日(土)
10:00-11:55
共通講義棟1号館
303号室
10:00-10:25 コミュニティ・オーガナイジング:超高齢社会へ向けた地域福祉の一環として
安田節之(早稲田大学)
10:30-10:55 介護職員のGHQ30の得点と高得点者の職務上のストレスの具体的な原因:
某施設における全数調査から
塩谷亨・近江政雄(金沢工業大学)
11:00-11:25 「都市ひとり暮らし」高齢者に試みたエンカウンター・グループの意義と課題
小林紀子(大阪市立弘済院附属病院)・岩堂美智子(相愛大学)
11:30-11:55 自立援助ホーム職員の「共感疲労」モデル構築に向けて
安藤真智子(Child-Raisingリラの会、ボランティアグループC&P)
<口頭発表3>座長:吉武清實(東北大学)・平川忠敏(鹿児島大学)
日時・場所 時間 タイトル・発表者
7月1日(土)
10:00-11:55
共通講義棟1号館
304号室
10:00-10:25 都心の小規模小学校における相談員活動の展開
小出ひろ美(日本女子大学大学院)・高橋美枝(日本女子大学)
10:30-10:55 コミュニティ・アプローチという視点を持った学校現場への危機介入
―担任として軽度発達障害児をクラスに抱えることの大変さと学校経営・
管理能力の問題―
江口昇勇(愛知学院大学)
11:00-11:25 教員と心理臨床家との相異の探索的検討(Ⅱ) ―問題解決仮説の比較から―
高橋美枝(日本女子大学)
11:30-11:55 性同一性障害者の孤独感
―性別再適合手術前後のFTMとMTFを中心にした質問紙調査―
長坂晟(和光大学大学院)
<口頭発表4>座長:渡辺直登(慶応義塾大学)・原裕視(目白大学)
日時・場所 時間 タイトル・発表者
7月1日(土)
13:30-14:55
共通講義棟1号館
301号室
13:30-13:55 帰国生受け入れにおける学校コミュニティの役割
―「取り出し/少人数授業」に関する一考察―
岡村郁子(お茶の水女子大学大学院)・
加賀美常美代(お茶の水女子大学)
14:00-14:25 日本人従業員と中国人通訳者のビジネスコミュニティにおける意識のずれ
―中国の日系メーカーを対象に―
島崎美穂(中国帰国者定着促進センター)
14:30-14:55 大学生を対象としたキャリア発達支援検査実施のプログラム評価
坂爪洋美(和光大学)・渡辺直登(慶応義塾大学)
<口頭発表5>座長:笹尾敏明(国際基督教大学)・北島茂樹(産業医科大学 )
日時・場所 時間 タイトル・発表者
7月1日(土)
13:30-15:25
共通講義棟1号館
304号室
13:30-13:55 余暇活動支援における行動コミュニティ心理学的アプローチ
大橋智(明星大学附属心理相談センター研究員)
⇒キャンセル
14:00-14:25 地域情報化活動に取り組むNPO会員のコミュニティ意識
―長崎県西彼杵郡長与町におけるにんじんネット会員と一般住民の比較―
石盛真徳(京都光華女子大学)
14:30-14:55 日本のIT企業の組織風土において上司のメンタリングが心理的ウェルビーイングに
与える促進効果
玉井航太・大内潤子・笹尾敏明(国際基督教大学)
15:00-15:25 日本の大学新入生の飲酒への予防的介入に対する態度に影響を与える要因の検討:
文化的多様性を尊重した介入に向けての示唆
大内潤子・玉井航太・笹尾敏明(国際基督教大学)
*研究発表に関する変更
口頭発表3 【変更前】座長:吉武清實(東北大学)・平川忠敏(鹿児島大学)
⇒【変更後】座長:吉武清實(東北大学)・高畠克子(東京女子大学)
口頭発表4 【変更前】座長:渡辺直登(慶応義塾大学)・原裕視(目白大学)
⇒【変更後】座長:渡辺直登(慶応義塾大学)・箕口雅博(立教大学)
口頭発表5 【キャンセル】
余暇活動支援における行動コミュニティ心理学的アプローチ
大橋智(明星大学附属心理相談センター研究員)

<ポスター発表A>
責任在籍時間 PA1・PA3・PA5 10:00~11:00、PA2・PA4・PA6 11:00~12:00
日時・場所 記号 タイトル・発表者
7月1日(土)
10:00-12:00
共通講義棟1号館
403号室
PA1 教頭を含めた3者間コンサルテーションの実践と効果の検討
―小学校における教頭と担任教員の連携に注目して―
岡崎琴恵(お茶の水女子大学大学院)
PA2 同僚教師にとっての専任カウンセラーの意味と役割
―修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチによる作戦会議の分析から―
菊地まり(東京都立新宿山吹高等学校)
PA3 学校現場における心理教育プログラム導入時の準備性構築
藤後悦子(立教大学)
PA4 日本におけるスクールカウンセリング評価(MEASURE)の導入
野内類(中央大学)・池田満(国際基督教大学大学院)・
岡崎琴恵(お茶の水女子大学大学院)・永井智(筑波大学大学院)・
飯田敏晴(明治学院大学大学院)・濱口まち子(お茶の水女子大学大学院)・
本田眞喜子(関東学院中学校)・伊藤武彦(和光大学)・井上孝代(明治学院大学)
PA5 学校コンサルテーション場面のコミュニケーションに関する研究
―スクールカウンセラーはどのように学校コンサルテーションを行うのか―
小栗貴弘(戸田市立教育センター)
PA6 学校コンサルテーションによる特殊学級教師支援 ―K市特殊学級の事例から―
菅井裕行(宮城教育大学)
<ポスター発表B>
責任在籍時間 PB1・PB3・PB5 10:00~11:00、PB2・PB4・PB6 11:00~12:00
日時・場所 記号 タイトル・発表者
7月1日(土)
10:00-12:00
共通講義棟1号館
404号室
PB1 学校コミュニティにおける生徒のメンタルヘルスと非行傾向(1)
永井美鈴(お茶の水女子大学大学院)・青木紀久代(お茶の水女子大学)・
南山今日子(お茶の水女子大学大学院)・井梅由美子(お茶の水女子大学大学院)・
森雅葉(お茶の水女子大学大学院)
PB2 学校コミュニティにおける生徒のメンタルヘルスと非行傾向(2)
―メンタルヘルスと非行傾向のクロスによるアセスメントとタイプ別支援の提案―
南山今日子(お茶の水女子大学大学院)・青木紀久代(お茶の水女子大学)・
永井美鈴(お茶の水女子大学大学院)・森雅葉(お茶の水女子大学大学院)・
井梅由美子(お茶の水女子大学大学院)
PB3 災害発生時における教師と子どもへの支援のあり方について(3)
―学校体制の復興とそれに伴う教師の心理について―
小林朋子(静岡大学教育学部)
PB4 児童養護施設への新規参入―初期の活動を中心に―
河嶋菜穂子(児童養護施設 東京家庭学校)
PB5 ボランティア育成のあり方について
目黒達哉(愛知新城大谷大学)
PB6 横浜市における一般市民のホームレス支援意思の検討
―方法論的課題及び介入についての考察―
佐藤信一・玉井航太・大内潤子・笹尾敏明(国際基督教大学)
<ポスター発表C>
責任在籍時間 PC1・PC3・CP5 13:30~14:30、PC2・PC4・PC6 14:30~15:30
日時・場所 記号 タイトル・発表者
7月1日(土)
13:30-15:30
共通講義棟1号館
403号室
PC1 インターネットによる親ネットワーク形成の試み
―保育園との協働を軸として―(1) 実践活動の経過
谷田征子(お茶の水女子大学大学院)・青木紀久代(お茶の水女子大学)・
平山敦子(お茶の水女子大学大学院)・村木紘子(浜松医科大学)・
冨田貴代子(お茶の水女子大学大学院)・森稚葉(お茶の水女子大学大学院)
PC2 インターネットによる親ネットワーク形成の試み
―保育園との協働を軸として―(2) ひろば担当者から見た実践評価
森稚葉(お茶の水女子大学大学院)・青木紀久代(お茶の水女子大学)・
冨田貴代子(お茶の水女子大学大学院)・村木紘子(浜松医科大学)・
平山敦子(お茶の水女子大学大学院)・谷田征子(お茶の水女子大学大学院)
PC3 インターネットによる親ネットワーク形成の試み
―保育園との協働を軸として―(3) 園長から見た実践評価
冨田貴代子(お茶の水女子大学大学院)・青木紀久代(お茶の水女子大学)・
森稚葉(お茶の水女子大学大学院)・村木紘子(浜松医科大学)・
谷田征子(お茶の水女子大学大学院)・平山敦子(お茶の水女子大学大学院)
PC4 インターネットによる親ネットワーク形成の試み
―保育園との協働を軸として―(4)  インターネット活用による関係作り
平山敦子(お茶の水女子大学大学院)・青木紀久代(お茶の水女子大学)・
谷田征子(お茶の水女子大学大学院)・村木紘子(浜松医科大学)・
森稚葉(お茶の水女子大学大学院)・冨田貴代子(お茶の水女子大学大学院)
PC5 住まいでのストレス回復:乳幼児をもつ母親を対象として
畑倫子(文教大学)・川田学(香川大学)
PC6 発達障害児にかかわるボランティアの活動継続要因に関する研究
―PAC分析を用いてみる個人の独自性と多様性―
中村香奈子(戸田市さわやか相談員)
<ポスター発表D>
責任在籍時間 PD1・PD3・PD5 13:30~14:30、PD2・PD4 14:30~15:30
日時・場所 記号 タイトル・発表者
7月1日(土)
13:30-15:30
共通講義棟1号館
404号室
 PD1  在日ペルー人におけるメンタル・ヘルス上の問題に対する援助要請と抑制要因
―母国ペルー人と在日ペルー人の面接調査の比較から―
飯田敏晴(明治学院大学大学院)・榊原佐和子(四谷ゆいクリニック)・
野内類(中央大学大学院)・井上孝代(明治学院大学)
 PD2 中国人技術研修生の日本語学習動機に関する事例検討
―コミュニティ・アプローチ的支援の可能性に向けて―
守谷智美(お茶の水女子大学)
PD3 非集住地域における滞日日系ブラジル人親子の学校生活に関する意識調査
杉岡正典(広島大学大学院)
PD4 高齢者支援オンラインコミュニティ形成の可能性
―2つの遠隔地間交流実験からの考察―
平野貴大(田園調布学園大学)
PD5 川崎市川崎区における地域通貨”エコマネー”運動のプログラム評価(1)
―心理学的プログラム評価における方法論的考察―
池田満(国際基督教大学大学院)・飯田敏晴(明治学院大学大学院)

 

 

 

●大会参加記

 

●アルバム

 

ご案内・1号通信

期日: 2006年7月1日(土),2日(日)
会場: お茶の水女子大学
大会準備委員長: 加賀美 常美代
印刷にはこちらをどうぞ。
1号通信 スケジュール詳細 申し込みは3月10日で
締め切りました

 

日本コミュニティ心理学会 第9回大会のご案内 (1号通信)
2006年1月31日
日本コミュニティ心理学会会員の皆様へ

第9回大会は東京・茗荷谷のお茶の水女子大学で、7 月1 日(土曜日)・2日(日曜日)の二日間にわたって開催させていただくことになりました。
お茶の水女子大学は、「女子教育を通じての国際協力」を大学の目標に掲げており、2005 年度から、国外国内を問わず国際分野で働く人材の育成を目指し、文教育学部にグローバル文化学環という講座を新たに立ち上げました。また、平成14 年度から21 世紀COE プログラム「誕生から死までの人間発達科学」研究教育拠点に採択され、心理学、教育学、社会学などの学際的研究が進められています。
これらを反映し、今大会ではグローバル社会と子どもの未来を見つめ、大会企画シンポジウムを「グローバル社会の子どもの危機と危機介入を考える」というテーマで行います。さらに、大会企画講演、研究倫理と論文作成をテーマとした研究委員会・倫理委員会の企画講演、国際交流委員会企画講演、口頭発表および自主ミニシンポジウム等を開催する予定でおります。
学会運営等何かと不慣れな面もございますが、何卒、多くの会員の皆様にご参集いただきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
なお、懇親会では多くの会員の皆様との交流を深めたいと思っております。どうぞ多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

日本コミュニティ心理学会 第9回大会準備委員長
加賀美 常美代

大会参加費 正会員(予約参加) 6,000円
正会員(当日参加) 7,000円
非会員(予約・当日参加) 7,000円
学生会員(予約・当日参加) 3,000円
懇親会費 予約 4,000円   当日 5,000円
第1日目 : 7月1日(土) 第2日目 : 7月2日(日)
午前 受付
口頭発表・ポスター発表
(10:00~12:00)
受付
大会企画公開シンポジウム
(10:00~12:00)
昼休み 院生の集い 総会
午後 口頭発表・ポスター発表
大会企画講演(15:30~17:30)
研究委員会・倫理委員会企画講演
(13:30~15:30)
国際交流委員会企画講演・自主ミニシンポジウム
(15:30~17:00頃)
夕刻 懇親会
●日本コミュニティ心理学会第9回大会スケジュール
*理事会:6月30日(金)18:00~ お茶の水大学文教1号館第1会議室
→スケジュールの詳細はこちらからどうぞ
大会企画講演 (7 月1 日 土曜日 午後3 時半から5 時半まで)
内田伸子先生 (お茶の水女子大学 教授 副学長)
テーマ:「人間発達の可塑性-リスク社会における子どもの育ち-」●大会企画公開シンポジウム (7 月2 日 日曜日 午前10 時から12 時まで)
テーマ:
「グローバル社会の子どもの危機と危機介入:コミュニティ・サイコロジストとしてそのあり方を探る」
シンポジスト:
飛鳥井望 先生(日本トラウマティック・ストレス学会元会長、東京都精神医学総合研究所 参事研究員)
本田惠子 先生(臨床心理士、早稲田大学教育学部教育心理学専修 教授)
田中好子 先生(「パレスチナ子どものキャンペーン」特定非営利活動法人事務局長)
コメンテーター:
高畠克子 先生(武庫川女子大学 教授、コミュニティ心理学会会長)
コーディネーター:
加賀美常美代(お茶の水女子大学 助教授 第9 回大会準備委員長)●研究委員会・倫理委員会企画講演 (7 月2 日 日曜日 午後1 時半から3 時半まで)
テーマ:「研究倫理と論文作成について」(予定)
司会・進行:北島茂樹 先生(産業医科大学 教授)(予定)●国際交流委員会企画講演(7 月2 日 日曜日 午後3 時半から5 時まで)(3/7情報更新)
テーマ:Supporting Adolescents at Risk:Promise of Youth Companion Program in Korea
演者:Kyung Ja Oh 先生(Yonsei University)
司会・通訳:笹尾敏明 先生(国際基督教大学 教授)●研究発表(7 月1日 土曜日 午前10 時~12 時、午後1 時半~3 時半)
研究発表は口頭発表とポスター発表に分かれます。発表申し込み数によって発表持ち時間や在席
責任時間が変更される場合があります。発表申込者には2 号通信にてご連絡を差し上げます。
口頭発表:持ち時間30 分(発表20 分 質疑応答10 分)を予定しております。
ポスター発表:責任在席時間(質疑応答時間)を設けます。●自主ミニシンポジウム(7 月2 日 日曜日 午後3 時半~5 時)
コーディネーターは演題、シンポジストとともに申し込んでください。●懇親会(7 月1日 土曜日 午後5 時半ごろより)
大学内の施設での立食パーティを予定しております。多くの方のご参加をお待ちしております。
●大会参加費等
弁当代 1日分 1,000円、 2日分2,000円
本学周辺は飲食店が少ないので、事前にお弁当をお申し込みください。
大会企画公開シンポジウムのみ参加希望の方は、当日、資料代として1,000 円徴収いたします。
申し込み
学会予約参加・学会発表・懇親会の申込は、1号通信に同封の郵便払込用紙の所定の欄にチェックを入れていただき、その金額を3 月10 日金曜日(当日払込有効)までに払い込みください。
申し込みは、研究発表の申し込みも兼ねておりますので、できるだけ早めにお願いいたします。
・・・申し込みは3月10日で締め切りました・・・
なお、発表資格は、以下のとおりです。
①筆頭発表者は、正会員に限る。
②連名発表者は、非会員でも可とするが、大会参加費の納入を発表の条件とする。

 

今後の予定

2006 年1 月末 1 号通信の郵送(学会員全員)
3 月上旬 学会予約参加・学会発表・懇親会の申込締切
3 月半ば 2 号通信の郵送(申込者のみ)、発表に関する詳細な情報提供(HP に掲載予定)
4 月半ば 発表およびミニシンポジウムの申込者の発表原稿の締切
6 月上旬 抄録・プログラムの発送(学会員全員)
学会ホームページにて、随時、関連情報をお伝えしていきます。

 

第9 回大会に関する事務局及び連絡先

〒112-8610 東京都文京区大塚 2-1-1 国際教育センター加賀美研究室
事務局長 守谷智美
電話・FAX: 03-5978-5194
電子メール :taikai2006@yahoo.co.jp
お茶の水女子大学ホームページアドレス: http://www.ocha.ac.jp/

 

2号通信

ダウンロード用ファイル
2号通信 大会発表論文集原稿書式
MS Word, doc形式
第9回大会準備委員会事務局
 ようやく春めいて来ましたが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、コミュニティ心理学会第9回大会へのご参加ならびに研究発表へのお申し込みをいただきまして誠にありがとうございます。
お申し込みいただきました研究発表につきまして、以下の要領で大会論文集のための原稿をご提出いただけるようお願い申し上げます。
なお、発表・原稿作成の際には、以下の点が保障されていることを条件と致します。万が一条件を満たしていないと判断された場合は、発表を再検討していただく場合もあります。
 1)発表や発表内容について、対象者・対象機関の許可が得られていること。
2)発表において、対象者・対象機関に対する守秘義務が守られていること。また、個人や機関が特定できないような記載の仕方がされていること。
発表要領
1.研究発表(口頭発表、ポスター発表)を申し込まれた方:
所定の様式にしたがって、発表論文集の完成原稿をご提出ください。
.ミニシンポジウムを申し込まれた方:
所定の様式にしたがって、以下の4点についての完成原稿をご提出ください。
①「タイトル」
②「シンポジストの役割と構成」
③「シンポジストの所属」
④「シンポジウムの内容」
3.原稿提出に関して:
(1) 原稿提出締切 2006年4月20日(木)当日消印有効
(2) 提出方法
提出原稿は、以下の2つの形式で、郵送いただけますよう、お願い致します。①大会論文集用印刷原稿:このままを論文集に掲載いたしますので、形式を整えた最終原稿を、折らずにご提出ください。
②念のため、原稿をフロッピーディスクにて同封してください。なお、フロッピーはお返しいたしませんので、お手元にファイルを保管してください。*印刷の関係上、提出は郵送のみでお願いします。E-mail、FAXでは受け付けできませんので、ご了承ください。
*締切日以降の提出分につきましては受け付けしかねますので、予めご了承ください。

(3)提出先
〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
お茶の水女子大学国際教育センター加賀美研究室
日本コミュニティ心理学会第9回大会事務局
電話・FAX 03-5978-5194

4.備考:

1)  抄録原稿は、発表の形式に関わらず共通です。
2) 口頭発表は、質疑応答を含め、1組25分以内でお願いいたします。発表に際して、機材はパワーポイントのみ用意できますが、それ以外の機材のご用意はできませんので、ご了承ください。
3)ポスター発表は、90cm×180cmの掲示スペースにポスター掲示を行い、解説と質疑応答をお願いします。掲示形式は特に定めませんが、参加者に分かりやすいよう、ポスター上部に発表タイトル・氏名と所属を明記してください。ポスター掲示時間は2時間ですが、在籍責任時間を指定された時間に設けます。掲示時間終了後は、速やかに片付けてください。また、複数の発表者で関連した発表をされる場合は、隣接した場所をご用意しますので、どの発表との関連発表であるかを明記してください。
4)発表形式に関わらず、当日会場で配布する資料等がありましたら、ご自身で100部ほどご用意ください。(こちらで印刷等は致しません。)

5.大会論文集原稿の書式(以下のとおりです)

(A4版、2段組、縦置き2枚)
余白 上25ミリ、下30ミリ、左右25ミリ  段組の間隔は2文字程度
本文文字の大きさは10.5ポイント程度   ページ番号は打たないこと

なお、この書式は、こちら(MS Word, doc形式)からダウンロードできます。

以上、よろしくお願いいたします。

 

3号通信

2006年4月27日
ダウンロード用ファイル
3号通信 大会ポスター
第9回大会準備委員会事務局
 新緑の候、いかがお過ごしでしょうか。
第9回大会では多くの方々から発表のご希望をいただき、4月20日付で発表原稿のご送付を賜りました。ありがとうございました。事務局では現在、お送りいただきました原稿をもとに、大会プログラムの作成を進めております。
このたび、別添の通り、第9回大会のご案内が整いましたので、ご掲示ならびにご周知のほど、お願い申し上げます。
お知らせ
1.事前参加費納入締切について
第9回大会の事前参加申し込みは6月7日(水)をもって締め切らせていただきますので、参加予定の方は期限までに、至急ご入金をお願いいたします。
参加費等は以下の通りです。
正会員 6,000円 (当日参加は7000円にて申し受けます)
学生会員 3,000円 (予約・当日参加とも)
非会員 7,000円 (予約・当日参加とも)
懇親会費 4,000円 (当日参加は5000円となりますが、場合によってはお受けできない場合もございますのでご了承ください)
弁当代 1日分 1,000円
2日分 2,000円
(本学周辺は飲食店が少ないため、ご利用をお勧めいたします)
振込用紙はお手元の1号通信に同封いたしましたものか、郵便局備え付けのものをご利用ください。振込先は以下のとおりです。
郵便口座番号 00130 6 261344
加入者名: 日本コミュニティ心理学会第9回大会
なお、郵便局備え付けの振込用紙をご利用の場合、「通信欄」に、以下のように振込み金額の内訳を明記してください。
2.院生の集いについて
 7月1日(土)の12時~13時半(予定)の院生の集いでは、上智大学の久田満先生にサポートいただき、有意義な交流ならびに情報交換ができればと考えております。
当日は、昼食ご持参でお気軽にご参加ください。また、簡単なお茶とお菓子などご用意させていただく予定です。
なお、当日は、5分程度のゼミ紹介をしていただく予定ですが、活動内容について皆様からのご意見・ご要望・アイデア等がございましたら、久田先生までご連絡をお願いいたします。
連絡先:
久田 満先生(上智大学総合人間科学部 心理学科)
E-mail: m-hisata@sophia.ac.jp
3.研究委員会・倫理委員会企画(大会第2日)について
研究委員会・倫理委員会企画の企画が決定いたしましたので、以下の通りお知らせします。
テーマ     :「コミュニティ心理学における倫理問題」
シンポジスト :高畠克子先生(東京女子大学)
金沢吉展先生(明治学院大学)
若林佳史先生(大妻女子大学)
指定討論者 :吉武清實先生(東北大学)
企画・司会  :北島茂樹先生(産業医科大学)
日本コミュニティ心理学会第9回大会事務局
大会委員長 加賀美 常美代
〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
お茶の水女子大学国際教育センター 加賀美研究室
電話・Fax 03-5978-5194
E-mail taikai2006@yahoo.co.jp
大会HP http://wwwsoc.nii.ac.jp/jscp2/
«犯罪被害者支援をめぐる諸問題
日本におけるコミュニティ心理学のこれから »