kenshukai 第一回研修会 「スクールカウンセリングとコミュニティ心理学を考える」報告

2006年度日本コミュニティ心理学会研修委員会主催
「宿泊ミニ研修会」報告

2006年度研修会が以下の通り開催されました。

テーマ スクールカウンセリングとコミュニティ心理学を考える
日時 2007年3月4日(日曜日)13:30~5日(月曜日)12:00
場所 兼六荘(石川県)
形式 合宿形式(一泊二日)
当日プログラム PDFはこちら
SS1 小学校低学年学級の荒れにおける介入過程―相談員と教師との協働の一事例―
SS2 いじめ対応におけるNPOとの連携
SS3 スクールカウンセリング現場における教員、保護者、児童との関わり方について
SS4 全体討論とまとめ
参加者の感想
SS1 とても勉強になりました。その背景にあった組織への介入過程もお伺いできたらと思います。
プログラム自体はとても興味深いものでした。ただそれよりもいかにそのプログラムが学校(学級)という組織に認められたかが、コミュニティ心理学の観点から見て重要だな、と感じた。
具体例が示されているのでわかりやすかったです。今後の事例に活かせていただこうと思います。
数値化をしていたので経過が分かりやすかった。また教員と連携をとりながらプログラムを作るところは役立ちました。
教員が自分の生徒との対応をSCを通してみることで、客観性を得られることがわかりました。
一次予防としての心理教育に興味がありますので、SC活動の参考にさせていただきます。
後半に、相談員として学校に入るまでの経過などくわしく聞かせていただいたのが、良かったと思います。
プログラムにおける「共に困って何とかしようとする」姿勢はとても大事なことなんだと思いました。
QUを使ったワークによる変化の検証がよかったと思います。QUの費用はどこから出したのでしょう…?質問忘れてました。
学会発表よりもより実践的な内容が聞けてよかったです。
大学院を出られてフレッシュな時期に、熱心に取り組まれた事例だと思います。プログラムの実施と学級の変化の因果関係についてのデータ(エピソードでも)があると、より説得力があり、他の学校でも先生が取り組もうと感じてくれるのではないかと思いました。
参加出来ず残念でした・・・でもかなり興味深く、役立つものと伺いました。
 SS2   行政の裏事情も含め、いろいろと参考になりました。しがらみの中で理念を貫くことは大変ですが素晴らしいと思いました。
単なる委託ではなく連携としての委託はいかなるものか、考える機会になった。
NPOと行政とのかかわり方の問題点や必要性を考えさせていただきました。
教育委員会の新しい役割を知る事ができた。
大阪の制度や、連携におけるフィードバックの大切さがわかりました。
先駆的な試みで、これからの可能性を感じました。次回の発表が楽しみです。
被害者救済システム、支援指導事例集、とても役に立ちます。ありがとうございます!
東北(宮城)と大阪の取り組みの違いにまず驚かされました。今後、このシステムがいかになじんでいくか、学校へのアプローチの成功事例など聞ける機会があるとうれしいです。
人間関係の中で傷つき、人間関係の中で元気になっていく。(NPOとの)連携のあり方が重要だと思います。「受けとめること」の専門性を身につけたいと思いました。
たくさんのアドバイスをいただき、今後の活動に生かしていきたいと思いました。来年度スクールサポーターとして290人を学校に送り出しますが、そこでのフィードバックを大切にすることを考えたいと思います。
仕組みをつくる側の動きを聞くことができ、とても参考になりました。
教育委員会がNPOと連携しているというのは、コミュニティの力を活かすというコミュニティ心理学の発想であり、素晴らしいと思いました。でもいじめ対応etcということで、リスク管理の重要さも教えて頂きました。NPOの方の生の声、考え方についても紹介して頂けるとより面白かった、勉強になったと思います。
 懇親会   すごくおいしい料理・お酒でとても満足です。そして皆がざっくばらんに話せる環境を設けていただき、とても意義深かったです。
すごくおいしい料理・お酒でとても満足です。そして皆がざっくばらんに話せる環境を設けていただき、とても意義深かったです。
食事、二次会ともに良かったです。
ここから参加しました。すでに良き風土ができあがってきておりました。セッション1~2のおとりまとめ等、ご苦労様でした。
とても料理もお酒もおいしかったです。
一次会・食事、特にお酒、大変結構でした。二次会・JAZZのBGMも楽しい時間でした。
ざっくばらんな場での素直な意見が交換できてよかったです。
加賀料理おいしかったです!
領域は違っても皆さん、興味深い話しをして下さり、良い時間が過ごせました。
おいしいお酒においしい料理、そして異なる専門の方々とのお話し。すべてにおいて大満足です。
加賀懐石のおいしさに感動しました!ジャズバーセッションではより親しみのある意見交換(?)ができ、みなさんと近づけてうれしく思いました。
色々な方の実践が聞けておもしろかったです。
皆さん、温かい方で、初めてお会いした方ばかりでしたのに、とても楽しい時間を過ごすことができました。コミュニティ心理学を実践されている方は、コミュニケーション能力の高い方が多いのかと思いました。
session1・2の内容、裏話、意見など伺えて、本当に有意義でした。JAZZ BARの雰囲気も素敵でした。
SS3 寝坊して本当に申し訳ありません。少しお伺いしただけでも、とても興味深いお話しでした。
学校の組織で働く時の問題点や課題がよく見えてきました。改めて、今後の仕事に活かしてていきたいと思います。
先生とカウンセラーの信頼関係の構築について役立った。
企業の行うSCというのは、認定協会等にはあまり視点もないと思います。うまい対話ができれば、おもしろいものになるかと思います。
いかに学校というオートクチュールなシステムに入っていくかの示唆を得られました。
EAPのモデルの一つのあり様、その一端を聞かせてもらいました。
様々な形でのデータを示しながら、構造的に作られたプレゼンを聞きながら、プレゼンの方法を含めて、学校の入り方で勉強になりました。
EAPの考え方に初めてふれることができました。今後も勉強する機会をもちたいと思います。
私立小学校での入り方について、という点で、一般のSCとは異なる面もいろいろあったかと思いますが、最初の段階から自身の専門性、なすべきことを意識しながら取り組まれた経過はすばらしい、と思いました。
将来の自分にとって参考にしていきたいと思いました。こまめに行動することで人は人を変えられるんだなぁって感じました。
教員のコンサルテーションが中心になる活動は出色だと思います(相談者が来ないのは教員がちゃんといってくれないから、と相談室から出ない人も多い)。SCの仕事のあり方として、とても大切だと感じました。
自分の活動をふりかえるポイントに気づけたように思います。
スクールカウンセラーは、病院心理士と似ている部分が多いと感じました。私自身病院(病棟)で働いていましたので、その頃のことと照らし合わせてお聞きしていました。まめにお手紙etc、コミュニケーションされていて、頑張っておられるのだと実感しました。
皆さんの意見を伺って、学校への関わり方について今後の課題がみえました。
 SS4   様々な方が様々な意見をかわせて、本当に有意義な会だったと思います。
今回参加された方、皆様のそれぞれの思いが伝わってきました。
今後の問題が明確化できました。
少々用意をする様に…と申しつかっておりましたとの、遅れてきたおわびもかねてしゃべりましたが、この会の風土からすると必要なかったと思います。お時間おとりしてすみませんでした。
これまでのセッションからの様々な意見をもらうことで、この研修の全体像を見わたせていくことができました。
システムの??のことや、「右肩上がりだけではない成長の仕方について」など、良いヒントをいただきました(青木先生)
有意義な二日間でした。積極的に介入することが大事だと思いました。様々な人達が、様々な立場から問題に対処していることを改めて実感しました。
発達という観点での、子供の育ちを改めて考えました。縦の動きのカウンセラーを取り入れることも考えたいと思います。
全員一言ずつ感想を言わせていただき、皆さん一人一人の感じ方を知ることができてよかったです。私も介入と結果の分析は大切だと思います。
青木先生のお話とても興味深く、その視点大切だ!と改めて実感しました。一人一人が思っていることを正直に伝えあえることは素晴らしいです。この学会に参加出来てよかったと心から思いました。
その他 研修委員会の皆様、金沢工大の皆様、お疲れ様でした。とても楽しかったです。ありがとうございました。
気軽に何でも話せる環境がとてもよかったと思います。
セッション1・2・3それぞれ、とても良いプレゼンターでした。ナイスな人選でしたね。
全員の方とお話ししたかった!!次回もまた来ます!
様々の立場からの学校の関わり方を見通すことができてよかったです。
今回教科書にはない実際の現場での現状を知ることができ、とても勉強になりました。また是非参加したいと思います。
コミュニティ心理学会はいろいろな職種・関わりの方がいらして、偏りなく意見交換ができるので、本当にありがたく思っています。
発表、討論はどれも大変参考になりました。
研修委員の先生が、若い先生をあたたかく育てようとされていらっしゃるなと感じました。
本当にたのしかったので今後に期待します。

 

 

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