日本におけるコミュニティ心理学のこれから
コミュニティ心理学会第10回大会を終えて
2007年6月30日(土)と7月1日(日)の2日間にわたる、日本コミュニティ心理学会第10回大会も無事に終了することができました。開催地福岡(九州大学西新プラザ)は、梅雨前線が北上・南下と活発に動く中で、大雨も予想されていたのですが、両日はほぼ晴天と明るめの曇天で経過したことは幸いでした。
大勢の参加者に加えて、熱心な討議・交流がなされ、大会の役割はどうにか果たせたのではないかと思っています。これも会員の皆様、理事の皆様、関係諸団体のご協力のお蔭と感謝申し上げます。参加者は160名強で、地方開催としてはよい数値でした。そのうち、90名の方が懇親会に参加して下さいました。肝心の研究・実践の発表総数は42件(口頭発表19件、ポスター発表23件)を数え、過去最高件数の前回大会(お茶の水女子大学)と奇しくも同数となりました。
今回の大会には、2つの特徴がありました。1つ目は、第10回という節目の大会であったこと、2つ目は、大会校形式ではなく、2つの大学の協働による開催だったことです。
1つ目については、当初は力んだ企画を考えていましたが、力を抜くように心がけました。この分野の日本における過去・現在を省みつつ、かつ「これから」を切り拓けるような内容を盛り込むことできればよいのではないか。また、折角の節目だからコミュニティ心理学の原点を再確認することは大切であろう。また、これらのことをしっかり共有する場としたいと考えました。学会発展にとって欠かすことの出来ない世代間リレーや新しい顔ぶれの登場なども隠れメッセージに盛り込んだつもりです。
2つ目の協働については、必要性から生まれたものでしたが、ある意味実験的な様相も帯びることとなりました。振り返る時間もまだもてないのですが、予想以上にうまくいった部分、その一方で、反省しなくてはならない部分も浮かんできます。所属組織も異なり、距離の隔たった所にいる者が、事業に向けての意思疎通をはかり、凝集力を高めていく過程は、これ自体で「コミュニティ心理学研究」へ論文投稿できそうです。準備委員長と事務局長澤聡一(NPO法人九州大学こころとそだちの相談室)がメールに費やしたコストは膨大でしたが、お蔭でトラブルは最小限ですみました。献身的に準備やホスピタリティを含む当日業務をこなしてくれた九州大学の院生・院生OB・学部生諸君は、委員長北島にとっては自大学の指導学生のように可愛く思えます。これらが、田嶌副委員長の全面的なバックアップあってのことであるのは、言うまでも無いことです。私事に至り恐縮ですが、30年以上も前に、同じ九州大学で、三隅二不二先生と成瀬悟策先生とまるで系統の違う研究室で学部生・院生として過ごしていた北島と田嶌の二人が、タッグを組んで大会を開催することになるとは、人生も面白いですね。
また、特筆しておかなくてはならないのは、昨秋から今夏にかけて、コミュニティ心理学関係の出版物が立て続けに刊行されたことです。「よくわかるコミュニティ心理学」「臨床心理地域援助特論」「コミュニティ心理学入門」「コミュニティ心理学ハンドブック」「(ダルトンの訳本)コミュニティ心理学」がそれらであり、これほどの出版物が集中したのは初めてのことであり、この分野の勢いをおおいに感じさせるものとなりました。
日本におけるコミュニティ心理学への期待は一段と高まっています。こうした期待に応えるためにも「内省」と「展望」は欠かせません。そして「備え」と「努力」を怠ってはなりません。第10回大会が、コミュニティ心理学の役割についての自覚と、「これから」に向かっての推進力を得た大会であったと後日評価して頂ければ、開催者として幸いこれに勝るものはありません。
以下に、大会で開催されたシンポジウム・講演等の概要をまとめて、大会終了のご報告とさせて頂きます。ありがとうございました。
大会委員長北島茂樹が企画し、学会長高畠克子氏が司会を行った。各世代を代表して藤後悦子氏(東京未来大学)、久田満氏(上智大学)、植村勝彦氏(愛知淑徳大学)、星野命氏(国際基督教大学名誉教授)が登壇し、それぞれの思うところを述べた。その後、初代学会長安藤延男氏(西南女学院大学)をまじえて、標記テーマについて討議した。取り組みをなす場合にスーパーバイズのシステムが欲しいこと、また、学会として重点プロジェクトの支えがあると会員は助かること。コミュニティアプローチの面白さを自覚したいこと、また、外国の学会では○○賞が多くこのような励みをこの学会でも導入すべきこと。日本における実践・研究はコミュニティアプローチと言っても、個人ベースの研究が多く臨床心理学的コミュニティ心理学からの脱却が課題であること、また、取り組み放しとしないために評価研究の積み上げが必要なこと。一段と多様な領域での実践が必要なこと、また、取り組み事例を整理できる枠組みが欲しいこと。これらが課題提起された。
平川忠敏氏(鹿児島大学)が司会を行い、大会副委員長田嶌誠一が講演を行った。田嶌は自らの臨床スタンスないしアプローチの変化を、①内面探求的 ②ネットワーク活用型 ③システム形成型に整理し、こうした変化が現場のニーズを「汲み取る、引き出す、応える」ことを心がけた結果であることを、エピソードを紹介しながら語った。また、児童養護施設が抱える問題への一段の理解を求めた。参加者およびコメンテータ塩谷亨氏(金沢工業大学)との間で、活発な応答がなされた。
倫理委員会委員長加賀美常美代氏(お茶の水女子大学)が進行を行った。昨年から今春にかけて実施した学会員への質問紙調査の集計結果を同氏が、その考察を若林佳史氏(大妻女子大学)が報告した。その後、委員会が準備した3つの問題事例について、倫理委員井上孝代氏(明治学院大学)と村本邦子氏(立命館大学)が加わり、3つのグループに分かれて討議を行った。倫理が単なる規範ではないことを考えると、こうしたワークショップ形式は適切な企画であった。
吉武清實氏(東北大学)の司会の下、武田信子氏(武蔵大学)が講演を行った。まず、同氏は臨床心理士でありつつ、コミュニティワークに惹かれていった思いを語った。さらに、地域社会で行われているコミュニティワークの活用例について紹介した。理念について独特の観点をもつコミュニティ心理学であるが、この手法は今後、コミュニティに入り込み、問題の根源と解決・改善方法についての共有をベースに、援助的関わりをなそうとする介入者にとって有効なものとなりそうである。
渡辺直登氏(慶應義塾大学)が企画を行った。渡辺かよ子氏(愛知淑徳大学)は青少年育成のためのメンタリング・プログラムについて理論的検討を、また久村恵子氏(南山大学)は企業におけるメンタリング・プログラムの実践例を、そして佐野達氏(慶應義塾大学院生)はテレメンタリングの可能性について述べ、参加者とともに熱心に討議した。
第10回大会プログラム
講演・シンポジウム | |||
口頭発表 | |||
ポスター発表 | |||
●講演・シンポジウム | |||
日時・場所 | 内 容 | ||
6月30日(土) 16:00-18:00 2階大会議室 |
大会企画シンポジウム | 日本におけるコミュニティ心理学のこれから (詳細) | |
<シンポジスト> | 藤後悦子 氏(東京未来大学) | ||
久田 満 氏(上智大学) | |||
植村勝彦 氏(愛知淑徳大学) | |||
星野 命 氏 | |||
(北陸大学、国際基督教大学名誉教授) | |||
安藤延男 氏 | |||
(西南女学院大学、九州大学名誉教授) | |||
<司会> | 高畠克子 氏(東京女子大学) | ||
<企画> | 北島茂樹 (産業医科大学) | ||
7月1日(日) 10:00-12:00 2階大会議室 |
大会企画講演 | 現実に介入しつつ、心に関わる (詳細) | |
<演者> | 田嶌誠一 氏(九州大学大学院) | ||
<コメンテーター> | 塩谷 亨 氏(金沢工業大学) | ||
<司会> | 平川忠敏 氏(鹿児島大学) | ||
7月1日(日) 13:30-15:30 2階大会議室 |
倫理委員会企画 調査報告とワークショップ |
学会員の倫理に関する意識 (詳細) | |
-質問紙調査報告と意識啓発のためのワークショップ- | |||
<報告者とファシリテータ> | 井上孝代 氏(明治学院大学) | ||
村本邦子 氏(立命館大学) | |||
若林佳史 氏(大妻女子大学) | |||
加賀美常美代 氏(お茶の水女子大学) | |||
<コメンテーター> | 高畠克子 氏(東京女子大学) | ||
<企画・進行> | 加賀美常美代 氏(お茶の水女子大学) | ||
7月1日(日) 15:40-17:10 2階大会議室 |
研究委員会企画教育講演 | コミュニティワークに学ぼう (詳細) | |
<演者> | 武田信子 氏(武蔵大学) | ||
<企画・司会> | 吉武清實 氏(東北大学) | ||
7月1日(日) 15:40-17:10 2階中会議室 |
自主ミニシンポジウム | メンタリング・プログラムによる | |
コミュニティ再生の可能性を探る (詳細) | |||
<シンポジスト> | 渡辺かよ子 氏(愛知淑徳大学) | ||
久村恵子 氏(南山大学) | |||
佐野 達 氏 | |||
(慶應義塾大学大学院博士課程) | |||
<オーガナイザー> | 渡辺直登 氏(慶應義塾大学) |
●アルバム
●参加記
1号通信
<大会参加費>
正会員 非会員
予約 | 当日 | 予約 | 当日 | |
一般 | 6,000円 | 7,000円 | 7,000円 | 8,000円 |
学生 | 3,000円 | 4,000円 | 3,000円 | 4,000円 |
<懇親会費>
(※懇親会への参加は原則予約制です。余裕がある場合にのみ当日受付を行います。)なお、昼食用のお弁当の手配はいたしておりません。各自でご準備または近くの飲食店をご利用ください。
第1日目 : 6月30日(土) | 第2日目 : 7月1日(日) | |
午前 | 受付(9:00~ ) ポスター発表(9:30~12:00) 口頭発表(10:00~12:00) |
受付(9:30~ ) 大会企画講演 (10:00~12:00) |
昼休み | 院生の集い(12:30~13:30) | 総会(12:30~13:30) |
午後 | 口頭発表(13:30~15:30) ポスター発表(13:30~16:00) 大会企画談論風発シンポジウム (16:00~18:00) |
倫理委員会企画シンポジウム (13:30~15:30) 自主ミニシンポジウム (15:40~17:10) |
夕刻 | 懇親会(18:00~20:00) |
1)日本コミュニティ心理学会第10回大会スケジュール(予定)
*なお、研修委員会企画の「研修会」が、引き続き7月2日(月)10:00~16:00に大会と同会場の九州大学西新プラザ大会議室で予定されています。こちらへも奮ってご参加ください。
●大会企画 談論風発シンポジウム (6月30日 土曜日 午後4時から6時まで)
テーマ: 「(仮題)日本におけるコミュニティ心理学のこれから-先達と語る」
シンポジスト(調整中): 高畠克子 氏(東京女子大学、日本コミュニティ心理学会第3代会長)
植村勝彦 氏(愛知淑徳大学、日本コミュニティ心理学会第3代副会長)
箕口雅博 氏(立教大学)
久田 満 氏(上智大学)
安藤延男 氏(西南女学院大学、日本コミュニティ心理学会初代会長)
星野 命 氏(北陸大学、日本コミュニティ心理学会初代・第2代副会長)
コーディネータ: 北島茂樹(産業医科大学、第10回大会準備委員長
●大会企画講演 (7月1日 日曜日 午前10時から12時まで)
テーマ: 「現実に介入しつつ、心に関わる」
演者: 田嶌誠一(九州大学大学院、第10回大会準備副委員長)
コメンテータ: 吉武清實 氏(東北大学)、塩谷 亨 氏(金沢工業大学)
司会: 平川忠敏 氏(鹿児島大学)
●倫理委員会企画シンポジウム (7月1日 日曜日 午後1時半から3時半まで)
テーマ: 「(仮題)学会員の倫理に関する意識-質問紙調査から」
シンポジスト(調整中): 井上孝代 氏(明治学院大学)
若林佳史 氏(大妻女子大学)
村本邦子 氏(立命館大学)
高畠克子 氏(東京女子大学)
企画・進行(兼シンポジスト): 加賀美常美代 氏(お茶の水女子大学)
●研究発表
口頭発表(6月30日 土曜日 午前10時~12時、午後1時半~3時半)
持ち時間30分(発表20分 質疑応答10分)を予定しております。
ポスター発表(6月30日 土曜日 午前9時半~12時、午後1時半~4時)
責任在席時間(質疑応答時間)を設けます。
※ 発表申込者には2号通信にてご連絡を差し上げます。
●自主ミニシンポジウム(7月1日 日曜日 午後3時40分~5時10分)
本大会での自主ミニシンポは、自主テーマの下の口頭発表の集合として取り扱います。
コーディネータとなられる方は、「演題」を「シンポジスト名(連絡先を含む)」とともに 2)の期限までに
直接(ファックスまたはEメールにて、書式自由)大会事務局本部宛に申し込んでください。
自主シンポの開催は、2件に限らせていただきます。
スクリーン、プロジェクター、PCおよび配置スタッフ1名は準備しますが、基本的には自主運営で
お願いしたいと思います。
※ コーディネータとシンポジストの方には2号通信にてご連絡を差し上げます。
口頭発表と同形式による原稿を提出いただきます。
●懇親会(6月30日 土曜日 午後6時より)
施設内での立食パーティを予定しております。多数のご参加をお待ちしております。
なお、学会編集の『コミュニティ心理学ハンドブック』(東京大学出版会)の出版記念も兼ねる予定です。
2)大会参加申し込み
所定の欄にチェックを入れていただき、その金額を平成19年3月12日月曜日(当日払込有効)までに
払い込みください。
郵便払込用紙は、「大会参加申し込み」と「研究発表の申し込み」の書面を兼ねております。
紛失されないように注意して、早めのご返信をお願いいたします。
② 連名発表者は、非会員でも可ですが、大会参加費の納入を発表の条件とします。(※)第10回大会の発表資格は、発表申込締切(平成19年(2007年)3月12日)の時点で、
当学会の正会員であることが必要です。正会員でない方は、以下のスケジュールにしたがって
手続きを完了するようにお願いします。ⅰ:入会申込-入会申込書を下記「学会事務局」にお送り下さい。
2007年1月31日(水)必着
ⅱ:入会審査-入会申込書を受理した後、理事によるもちまわり審査を行います。(2月上旬)
ⅲ:審査通知-入会審査の結果を申込者にお送りします。入会が承認された場合、会費
(入会金・年会費)の振込用紙をお送りします。
ⅳ:会費振込-会費の振り込みをもって入会手続きの完了となります。
会費振込締切 2007年2月28日(水)
(入会手続きは会費振込をもって完了となります。締切までに入金が確認出来なかった
場合には、大会での発表は認められませんのでご留意ください。)
3)今後の予定
3月上旬 大会予約参加・研究発表・懇親会の申込締切
3月中旬 2号通信の郵送(発表申込者のみ)、発表に関する詳細な情報提供(HPに掲載予定)
4月下旬 研究発表および自主ミニシンポジウムの申込者の発表原稿提出の締切
6月上旬 抄録・プログラムの発送(学会員全員)
(※学会ホームページにて、随時、関連情報をお伝えしていきます。)
日本コミュニティ心理学会ホームページアドレス
<大会事務局>
本部
〒807-8055 福岡県北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1
産業医科大学産業保健学部 人間科学教室内
日本コミュニティ心理学会第10回大会準備委員長 北島 茂樹 宛
TEL:093-691-7231 FAX:093-693-2024
Eメール:kitajima@health.uoeh-u.ac.jp
作業部
〒812-8581 福岡県福岡市東区箱崎6-19-1
九州大学心理教育相談室
日本コミュニティ心理学会第10回大会準備事務局長 澤 聡一 宛
TEL:092-642-3144 FAX:092-642-4330
<学会事務局>
日本コミュニティ心理学会事務局
〒352-8558 埼玉県新座市北野1-2-26
立教大学現代心理学部 箕口研究室内
TEL/FAX:048-471-7049
Eメール:jscp@grp.rikkyo.ne.jp
九州大学西新プラザ
〒814-0002 福岡市早良区西新2-16
TEL 092-831-8104
FAX 092-831-8105
URL http://www.kyushu-u.ac.jp
ご昼食は、これら飲食店をご利用するほか事前のご準備をお願いいたします。
● 博多駅から、福岡市営地下鉄空港線「姪浜」行き乗車 約15分
→いずれも、地下鉄空港線「西新」駅下車、⑦番出口より徒歩約10分
● 福岡空港から、タクシー利用 約35分
● 博多駅から、タクシー利用 約25分
2号通信
ダウンロード用ファイル | ||
2号通信 | 大会発表論文集原稿書式 MS Word, doc形式 |
2007年3月20日 |
第10回大会準備委員会事務局 |
近年にはないような暖冬でしたが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、コミュニティ心理学会第10回大会へのご参加ならびに研究発表へのお申し込みをいただきまして、 誠にありがとうございます。 お申し込みいただきました研究発表につきまして、以下の要領で大会論文集のための原稿として、 ご提出いただけるようお願い申し上げます。 なお、発表・原稿作成の際には、以下の点が保障されていることを条件と致します。後日、問題が生じる ような場合は、発表者の責任となりますのでご注意ください。 |
1)発表や発表内容について、研究の対象者・対象機関の許可が得られていること。 2)発表において、研究の対象者・対象機関に対する守秘義務が守られていること。 また、個人や機関が特定できないような記載の仕方がされていること。 3)文章や図表に引用等がある場合、そのソースが明記されていること。 |
発表要領 |
1.研究発表(口頭発表、ポスター発表)を申し込まれた方: 口頭発表・ポスター発表のいずれの場合も、所定の様式にしたがって、「発表論文集」に掲載する 完成原稿を期日までにご提出ください。 ポスター発表の場合の、ポスターの作成掲示に関しては、4.備考の(3)をご覧ください。 |
2.ミニシンポジウムを申し込まれた方: 所定の様式にしたがって、以下の2点についての完成原稿をご提出ください。 ① オーガナイザーは、「タイトル」「シンポジスト氏名(所属機関)」「シンポジウムの趣旨」を、 A41枚にまとめてフロッピーディスクにてご提出ください。(編集は大会事務局で行います) ② 各シンポジストは、発表内容を、1の研究発表に準じて、ご提出ください。 |
3.原稿提出に関して: (1) 原稿提出締切 2007年4月23日(月)当日消印有効 (2) 提出方法 提出原稿は、以下の2つの形式で、郵送いただきますよう、お願い致します。 ①大会論文集用印刷原稿:このままを論文集に掲載いたしますので、 形式を整えた最終原稿を、折らずにご提出ください。 ②念のため、原稿をフロッピーディスクにて同封してください。 なお、フロッピーはお返しいたしませんので、お手元にファイルを保管してください。*印刷の関係上、提出は郵送のみでお願いします。E-mail、FAXでは受け付けできませんので、 ご了承ください。 *締切日以降の提出分につきましては受け付けしかねますので、予めご了承ください。(3)提出先 〒807-8555 福岡県北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1 産業医科大学 産業保健学部 人間科学(北島) 日本コミュニティ心理学会第10回大会事務局 電話 093-691-7231 FAX 093-693-2024 |
4.備考: 1) 抄録原稿は、発表の形式に関わらず共通です。 2) 口頭発表は、質疑応答を含め、1組25分以内でお願いいたします。発表に際して、機材として パワーポイントのみ用意できますが、それ以外はご用意はできませんので、ご了承ください。 3)ポスター発表は、90cm×180cmの掲示スペースにポスター掲示を行い、解説と質疑応答をお願い します。掲示形式は特に定めませんが、参加者に分かりやすいよう、ポスター上部に発表タイトル・ 氏名と所属を明記してください。ポスター掲示時間は2時間ですが、在籍責任時間を指定された 時間に設けます。掲示時間終了後は、速やかに片付けてください。また、複数の発表者で関連した 発表をされる場合は、隣接した場所をご用意しますので、どの発表との関連発表であるかを明記 してください。 4)発表形式に関わらず、当日会場で配布する資料等がありましたら、ご自身で100部ほどご用意 ください。(こちらで印刷等は致しません。) |
5.大会論文集原稿の書式(以下のとおりです)
(A4版、2段組、縦置き2枚) なお、この書式は、こちら(MS Word, doc形式)からダウンロードできます。 |
以上、よろしくお願いいたします。 |
3号通信
2007年4月20日 |
第10回大会準備委員会事務局 |
新年度を迎え、会員の皆様にはご清祥のこととお喜び申し上げます。 来る第10回年次大会(6月30日と7月1日、於福岡「九州大学西新プラザ」)の開催に向け、準備委員 ならびに大会事務局は懸命に準備を進めております。 このことについて、追加・変更および周知頂きたい事項がありますので、お知らせいたします。 |
◆「教育講演」を2日目のプログラムに追加しました! |
研究委員会企画による「教育講演」を2日目の午後のプログラム(倫理委員会企画シンポジウムの後、 午後3時半~5時))に追加いたしました。演題は「(仮題)コミュニティワークに学ぼう」で、武蔵大学の 武田信子先生によるご講演をいただきます。 本学会としては、コミュニティワークについて、一昨年末にカナダのビル・リー先生をお招きしてのワークショップ(於 東京国際フォーラム)をもったところでした。たいへん好評であり、機会を逃したのでもう一度の リクエストも数多く寄せられておりました。そこで今回は、正会員である武田先生のご快諾を得て、 1時間半程度の講演を企画しました。 コミュニティ・アプローチにおける有効な技法として、役立つものと思われます。 |
◆「院生の集い」の時間帯を移動しました! |
「院生の集い」は、ここ数回の大会でたいへん好評なプログラムです。1日目の昼休みに企画しておりましたが、前後に口頭・ポスター発表が迫っており、あわただしいという理由から、2日目の朝(午前9時~10時)の時間帯に移動いたしました。 大学院生の皆さんにとって有意義な機会と思われますので、奮ってご参加ください。 |
◆ 正確なプログラム詳細を、6月初めに学会HPに掲載します! |
「プログラム・発表論文集」は、6月15日頃までに、会員の皆様の手元にお届けする予定です。 なお、6月の初めには、正確なプログラム詳細を学会ホームページに掲載しますので、参加者の皆様、 とくに発表者の方は、どうぞ早めにご確認ください。 |
大会参加の皆様へ |
参加/懇親会の予約払い込みは、5月21日をもって終了します。これ以降は、当日参加となり、会場にての受付となります。また、早めの宿泊予約をお奨めします。 |
口頭発表の方へ |
パワーポイントを利用される方は、午前中のご発表の場合は、8時45分から9時45分までの 間に、また、午後の発表の方は、上記の時間帯、または、12時から12時45分までの間に、会 場備えつけのPCにインストールを完了ください。なお、添付送付等による大会前の事前インストールも歓迎します。 |
日本コミュニティ心理学会第10回大会 準備委員長 北島茂樹(産業医科大学) 副委員長 田嶌誠一(九州大学大学院) 事務局長 澤 聡一(九州大学心理教育相談室) |