前米国コミュニティ心理学会長・トロ教授来日中(ICU滞在)
国際基督教大学 コミュニティ心理学領域では,本年度冬学期 (2005年12月―2006年3月)の期間,アメリカ・Wayne State UniversityのDr. Paul Toroを心理学研究室の客員教授としてお招きしました.
学術振興会フェローとして学内に滞在しております.関東圏内でしたら,講演やリサーチのコンサルテーションをしてくださいますので,国際基督教大学 心理学研究室 笹尾敏明研究室までご連絡ください(sasao@icu.ac.jp).
Toro氏の略歴を記しておきますのでよろしくお願いいたします.
ポール A. トロ氏は,デトロイトにあるウェイン州立大学の教授であるとともに,2003から2004年まで,アメリカ心理学会の第27部門である「アメリカ・コミュニティ心理学会」(Society for Community Research and Action)の学会長を務めました。
彼の研究グループは,成人や青少年,家族のホームレスを含めたホームレスに関する幅広い研究を過去20年間にわたり行ってきました。具体的には,ホームレスと一般の家庭のサンプルとの比較,ホームレス数やホームレスに対する一般の意見の調査,介入の評価,ホームレスにおける精神障害と薬物使用の調査, 社会心理学的理論の検証,複数の国におけるデータ収集,メディアと報道の分析,縦断的研究デザインを用いた大規模なホームレスのサンプルの追跡などです。
これらの詳細については,彼のウェブサイトhttp://sun.science.wayne.edu/~ptoro/を参照してください。