kenshukai 2004年度第一回研修会「コミュニティ・アプローチの実際」 報告

平成16年度 日本コミュニティ心理学会主催研修会 報告

本年度第一回研修会が以下の通り開催されました。

テーマ コミュニティ・アプローチの実際
日 時 平成16年9月19日(日)13:00~9月20日(月・祝)12:00
場 所 セミナープラザ すずかけ台
講 師 久田満(東京女子医大)・吉武清實(東北大学)
参加者 男性4名,女性3名,計7名
形 式 合宿形式(1泊2日)・ワークショップ形式
 内 容 1)コミュニティ心理学の基本的鍵概念に関する講義

①基礎知識Ⅰ(久田):歴史、基本姿勢 など
②基礎知識Ⅱ(久田):予防、危機介入、コンサルテーション など

2)講義を基にした実践報告(吉武)

キャンパスコミュニティにおけるコミュニティ・アプローチの実践
:「コミュニティ・アプローチ・センス」という新概念の提唱

3)参加者の実践報告および討論

参加者による実践報告をもとに、討論を行った。
・実践報告Ⅰ:自閉性障害を抱えるこどもとその家族へのアプローチ
余暇活動への支援を通じて
・実践報告Ⅱ:虐待を疑われる児と,その周りの対応に関する報告
・実践報告Ⅲ:学校コンサルテーションによる重複障害教育担当教員の支援

参加者の感想 自分は普段個人臨床を中心に実践を行っているが、コミュニティ心理学の視点から行われた実践を目にすることができ、刺激を受けた。
現在行っている研究について様々な意見を頂き、今後の方向性を再確認できた。
同じ分野での実践でも関わる人や立場が異なると違った形で行われていることを知ることができた。
コミュニティ心理学を本格的に学ぶのはこれからだが、具体的な実践を交えながら先に学ぶことができた。
自分は普段心理学とは若干異なる視点で関わっているが、今回取り組みを発表し、意見を交換できたことはとても有意義だった。
懇親会では今後の進路のことまで相談でき、参考になった。
懇親会では年に一度学会に出ているだけでは知り合えないような人とじっくり話し合うことができ、有意義だった。
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